公立甲賀病院について

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設備のご紹介

病棟・設備

副院長 渡邊 一良 脳神経外科部長
集中治療部長 道家 智博 循環器内科主任部長
循環器病センター長
集中治療副部長 今井 秀一 手術部
麻酔科部長
集中治療部医師 桑形 尚吾 腎臓内科医長
集中治療部看護師 中井 佐和子 看護師長
集中治療部臨床工学技士 魚津 健司 臨床工学課長
集中治療部管理栄養士 長尾 彩香 栄養管理課主任
集中治療部事務 森口 三義 システム管理部係長

集中治療部長 道家智博

ニュース

甲賀病院ICUとd-systemが新医療2016年6月号に特集で記載されました。

  

d-systemの特徴と操作説明1(5分程度)

d-systemの特徴と操作説明2(4分程度)

注意:操作が分かりやすいようにアラートがかからないバージョンで撮影しています。

当院ICUについて

 公立甲賀病院は年間3,000件近くの救急車を受け入れ、甲賀市・湖南市両地域の救急を担っています。新病院から集中治療室(ICU)を立ち上げてさらに高度医療に対応できる体制を整えています。ICU医師は4人(渡邊医師、道家医師、今井医師、平岡医師)、看護師は26人(うち救急看護認定看護師1人)で患者さんの診療にあたっています。

 救急医療については公立病院として地域住民の健康を日夜守っていく立場から、24時間365日休むことなく救急医療を提供しています。実績として、平成26年度の救急患者数は22,705名、救急車による搬送数は2,790件です。旧病院では集中治療室(ICU)がなく、多臓器に関連するような病態には、十分に対応することが難しいケースもありました。これを改善するため新病院では新たにICUを立ち上げ、今まで各科が個々で行ってきた治療を、集約的かつ集中的に行うようにしました。ベット数は8床(陰圧室2床)で空間も余裕があり、それでいてスタッフコーナーからすべてのベットが見渡せるように設計されています。手術室と隣接し、救急室やヘリポートともICU専用のエレベーターで直結されているため、患者さんの移送もストレスなく行うことができます。2013年の新病院開院当初から稼働し始め、2015年度の入室患者数は506名、のべ在院日数は978日でした。内訳は、腹部外科を中心とした術後管理が35%、急性心筋梗塞やうっ血性心不全などの循環器疾患が25%、脳卒中などの神経内科または脳外科疾患が15%、慢性閉塞性肺疾患や肺炎などの呼吸器疾患が10%、敗血症等の重症感染症などが5%、外傷や中毒疾患が5%、内視鏡術後などの消化器疾患が5%と多岐にわたっています。また、脳低体温療法も新規の体温管理システムを導入し10症例程度に治療しています。

 運用面では毎朝8時半からICU医師、各主治医、看護師、臨床工学技士、栄養士、薬剤師でモーニングカンファレンスを行い、各部門が協力し合い治療に携わっています。さらに滋賀医科大学救急集中治療医学講座より大学ICUともホットラインを設置して密に連携を取っています。ほぼ週一日ICU専門医を派遣していただき、症例検討とスタッフの教育をお願いしています。

 

 ICUでは様々な分野の重篤な急性患者を収容するため、多種多様のモニターリング、詳細な観察項目、頻回の検査、複雑な点滴オーダーが必要になります。すべての科の医師が簡単に操作できるシステムが必要ですが、既存のシステムでは不十分であり、富士フィルムメディカルITソリューションズ(販売オムロンコーリン)と共同で画期的な点滴オーダシステム「d-system」を2013年に開発しました。視認性や操作性に優れた直感的なシステムで、簡単で素早くかつ安全に指示を出すことが可能となり、各科のICUの利用率の向上につながりました。ICU看護師は立ち上げ前からトレーニングとマニュアル作成を行うとともに、ICU経験看護師を積極的に採用することでレベルアップに努めました。また、救急医療室にも出向し常に密に連携をとることで、適応患者さんが救急医療室からICUへスムーズに入室することが可能となりました。

 これからもICUが中心となり急性期の高度医療をけん引していくことで、病院全体の診療レベル向上につなげていきたいと考えております。

d-systemが出来るまで

 病院内では富士通FIPの電子カルテで動いていますが、一般病棟用のため新たな重症システムが必要でした。その中でも医師の指示として一番大切で複雑なのが点滴や注射の指示になります。富士通電子カルテHOPE/EGMAIN-GXにもオーダーした点滴内容が一目でわかる点滴カレンダーがあります。日単位でオーダーするには把握しやすいのですが、細かい点滴量や順番の変更が出来ないため、1日に多種の薬剤を投与するICUでの使用には適していません。
d-system説明資料
(PDF形式)

 もともとの富士フィルムプレシェントの重症システムも指示は細かく、その時の点滴の状態は把握できるのですが、煩雑すぎてわかりません。また、当院のような様々の科が指示を出すopen ICUでは使いこなせませんでした。

 iPadのように研修医でも確実にオーダーできるシステムはできないのか?と言うことで、富士フィルムさんと共同でd-systemを開発しました。

 まずは見やすい点滴ルート画面を作成しました。「点滴バー」を中心として時間軸で表示し、今投与している点滴内容や流量が一目でわかり、いつまでオーダーが出しているのかも把握できるようにしました。次に、この画面をホームとしてすべてのオーダーの入力を可能としました。

 このシステムのポイントは、まず点滴を入力し「点滴バー」として画面に表示すれば、後から点滴バーをドラック&ドロップすることで容易に移動や結合でき、ルートと開始時間や流速時間を変更できることにあります。医師は点滴内容の入力はストレスなく出来るのですが、今の点滴がいつ終わるのか、どのルートがあいていて接続可能かを把握するのは非常に難しいのです。しかし、「点滴バー」を中心に画面構成が検討されたd-systemは「時間を考慮した」オーダシステムになっているため、現在の点滴状態が一目で認識でき、直感的に点滴をオーダー出来るようになっています。これなら研修医でも確実にオーダーできそうです。

 このシステムの名前を決める際に、infusionのi-systemとするか、divのd-systemにするか、甲賀病院のk-systemにするかとの案もありました。しかし、i-systemは他の医療機器メーカーで使用されており、divのd-systemとしました。この開発に、僕のわがままに文句も言わずにつきあってくれた富士フィルムITソリューションズシステム担当の千倉さんと米澤さんのおかげだと思います。今では評判も良く、既に3カ所の大学病院に導入されているようです。

 

当院ICUの日常の様子

 

 

 

外来診療担当割

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