診療科・セクション
外来診療担当割
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | |
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午前 | 冨永 嶋 梅田 |
西原 |
嶋 上中 本田 |
西原 伊藤 小堀 |
冨永 |
午後 | 久保 (膝外来) (第2,4水曜日) |
・介護関係書類は電話でご予約ください。
・その他は外来看護師にお尋ねください。
整形外科
整形外科は、四肢(手や足)、脊椎および骨盤の病気を扱い、ADL(日常生活動作)上のQOL(生活の質)を向上させるべく進歩する専門の診療科です。
我々は、甲賀保健医療圏の中核病院として整形外科の診療を行っており、また基幹救急病院として、外傷、疾病等に幅広く対応しています。
骨折や脱臼はもちろんのこと、関節の痛み、手足のしびれ、肩こりや腰痛などお困りの場合は、当科にご相談ください。
「親切、丁寧、分かりやすく」をモットーに毎日の診療を行っています。
また、診療時間外に診察の必要性があればいつでも呼出に応じて、専門的診療が行える体制を整えています。
整形外科病棟では明るいナーシングスタッフが、「安全で安楽な」を基本に、患者さんが安心して地域にお帰りいただくためのサポートを家族とともに行っています。
当科の治療方針
整形外科疾患全般に広く対応が可能で、年間約600件の手術を行っています。
治療に関しては、毎週の整形外科カンファレンスで検討を行い、保存的治療法の可否、手術方法について議論を行った上で、方針を決定しています。
さらに専門的な治療を必要とする場合は、大学の脊椎外科や関節外科の専門医の応援を得て、地域の中核病院としての役割を果たせるよう努力しています。
外傷
救急病院ですから交通事故や災害による骨折などの患者さんは多く、これらに対しては積極的に手術を行い、早期に離床、リハビリテーションを行い、良好な結果となっています。
特に、高齢者が転倒されたときに起こる大腿骨頚部骨折(約60件/年)に対しては、入院当日に必要な検査や内科的合併症の評価を行い、数日中に手術を行うこととしています。
手術の翌日には座ることができますので、多くの患者さんの場合1週間以内には車イスに乗ってリハビリへ行くことができます。
関節の変形疾患
特に下肢の痛みは、外出などの移動が困難となり、ADL(日常生活動作)を障害してしまいます。
膝や股関節の変形による痛みに対しては、できるだけ外来での保存的治療を行いますが、歩行に支障をきたすようになれば、人工関節置換術(約40件/年)を行うことにより、安定した治療成績を得られています。
肩こりや腰痛
頚椎や腰椎の椎間板ヘルニアに対しては、理学療法や神経ブロック注射などの保存的治療を行ってみて十分な効果が得られなかった場合に脊椎手術(約20件/年)を勧めるようにしています。
骨密度の検査を受けてみませんか?
女性は閉経後10年程の間に骨量(骨に含まれるカルシウムの量)が急激に減少し、骨そしょう症になってしまいます。 当院での骨密度測定装置は精密検査方法で、基本的には当日に検査出来ます。 整形外科外来を受診して頂くか、主治医にご相談下さい。
★こんな疾患にかかられている方は、骨密度検査をおススメします。
・糖尿病 ・腎臓病 ・呼吸器疾患 ・関節リウマチ など
手術後の経過
当院のリハビリテーション科と協力して行っています。
術後、可及的早期にリハビリテーションを開始して、廃用症候群を防ぎつつ、機能の回復を目指しています。
また、定期的にカンファレンスを行い、情報交換を行っています。
必要があれば、退院後の訪問リハビリテーションを行っています。
スポーツ整形外科関節鏡センター
スポーツへの注目が大きくなるにつれ、子供たちのスポーツ開始年齢の低年齢化による外傷や障害、成人におけるスポーツでの特徴的な障害がクローズアップされてきています。そのような中で、整形外科の知識とスポーツそのものに対する理解、スポーツ障害や外傷に対する専門的な知識を統合した分野がスポーツ整形外科です。例えば、子どもたちの野球肘、リトルリーガーズショルダーなどは、投球フォームや投球回数を調整することで予防できます。成人に対しても、テニス肘やバレーボール、サッカーによる足関節靭帯損傷、膝前十字靭帯損傷などそれぞれのスポーツに特徴的な障害に対し、これらの原因を検討することで予防、治療することができます。高齢者のスポーツ活動も最近では非常に活発になってきており、高血圧、糖尿病、高脂血症はもとより血管の健康を保つことにより心筋梗塞や脳梗塞の予防といった健康寿命延伸効果が注目されています。また、スポーツ活動を行うことは社会活動、地域活動への参加、交流関係の広がり等につながりメンタルヘルスへのプラス効果が指摘されています。
関節鏡は日本で開発され、その後世界中に広まった経緯があり、現在の整形外科の分野でも最も進歩の著しい分野のひとつです。関節鏡を用いた手術は膝関節には十字靭帯再建術、骨きり術や半月板に対する手術、肩関節には腱板縫合術や脱臼制動術など様々な治療が試みられ良い成績が得られてきています。他にも肘、足、股関節等あらゆる関節に応用されてきています。
このようなスポーツによる外傷、障害に対する相談・治療、関節鏡による手術の相談などいつでもお待ちしております。
スポーツ整形外科関節鏡センター センター長 上中 一泰
スタッフ紹介
西原 秀紀 | ![]() |
整形外科主任部長 昭和63年卒業 | |
専門分野 | 人工関節置換術・関節リウマチ・関節鏡 |
認定医 | 日本整形外科学会リウマチ医認定医 日本整形外科学会脊椎・脊髄病医 |
専門医 | 日本整形外科学会専門医 |
その他 | 指導医養成講習会受講済 医学博士 |
嶋 靖子 | |
整形外科部長 平成9年卒業 | |
専門分野 | 骨代謝・関節鏡・人工関節置換術 |
認定医 | 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医 日本整形外科学会認定リウマチ医 |
専門医 | 日本整形外科学会専門医 |
その他 | 指導医養成講習会受講済 医学博士 滋賀県緩和ケア研修会修了 |
伊藤 隆司 | |
整形外科部長 救急医療部副部長 平成11年卒業 |
|
専門分野 | 一般整形外科 |
認定医 | 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医 |
専門医 | 日本整形外科学会専門医 |
その他 | 日本医師会認定産業医 指導医養成講習受講済 |
上中 一泰 |
![]() |
整形外科部長 スポーツ整形外科関節鏡センター センター長 平成12年卒業 |
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専門分野 | スポーツ整形、関節外科、整形外科外傷 |
認定医 | 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定リウマチ医 |
専門医 | 日本整形外科学会専門医 |
その他 | 日本スポーツ協会公認スポーツドクター 滋賀医科大学医学博士 滋賀医科大学客員講師 中部日本整形外科災害外科学会評議員 日本骨折治療学会評議員 関西テニス協会スポーツ医科学委員 臨床研修指導医講習会受講済 日本整形外科学会第9回研修指導者講習会修了 滋賀県体育協会医科学委員 |
堀川 禎文 | ![]() |
整形外科医員 平成29年卒業 | |
専門分野 | 一般整形外科 |
その他 | 滋賀県緩和ケア研修会修了 |
冨永 芳徳 | ![]() |
名誉院長・特別顧問 昭和43年卒業 | |
専門分野 | 整形外科(関節外科、脊椎外科) |
認定医 | 地域包括医療・ケア認定医 |
専門医 | 日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会脊髄・脊髄病医・リウマチ医 |
その他 | 京都大学医学博士 日本整形外科学会第14回研修指導者講習会修了 |
得意分野と対象疾患
- 関節リウマチ(初期治療から手術療法まで行います。生物学的製剤も使用できます。)
- 脊椎外科(頚椎・胸椎・腰椎:除圧から固定まで前方後方いずれのアプローチでも行います。)
- 関節変性疾患(変形性膝関節症・股関節症に対する人工関節置換術)(人工肘関節・肩関節置換術も行います。)
- 外傷(あらゆる部位の骨折や筋腱・神経損傷の加療を行います。)
主な治療実績(平成30年度)
- 手術件数 576件
- 脊椎手術 15件
- 人工膝関節 21件
- 人工股関節 10件
特に力を入れている疾患
人工関節置換術、脊椎変性疾患手術、脊椎転移腫瘍、関節リウマチ、膝内障、重度外傷
臨床研究協力についてのお知らせ
現在、日本整形外科学会では以下の臨床研究を実施しています。
当院では、この研究に協力をしています。
詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF形式)